オンラインカジノの存在を初めて知ったときに疑問に感じることのひとつに、「オンラインカジノっていつからあるの?」というのがあるのではないでしょうか?
カジノを含む統合型リゾート(IR)推進法も可決されて話題にはなっていますが、オンラインカジノなるものがあるとはなかなか知る由もないと思います。
そんなオンラインカジノの誕生はいつからなのか?最初のオンラインカジノは?
今回はオンラインカジノのはじまりから現在に至るまでの歴史を紐解いていこうと思います。
オンラインカジノの始まりは?
一般的なカジノの始まりはヨーロッパが起源とされ1600年代頃と言われています。
ヨーロッパの各国によってカジノの始まった年は異なりますが、そのころから上流階級でも下流階級でも賭け事というものは行われていました。
もちろん、当時からそれなりの規制やルールがあったのだと考えられますが、フランス革命後には当時の絶対王政の仕組みが崩壊し、賭博に対する制限が無くなってしまい、それまで以上にカジノが流行ったことで規制して税金を得ることを覚えます。
つまり、合法にすることで規制を行い税収を得るしくみがこの頃からできてきたというわけです。
そういった意味で、オンラインカジノが合法化されたことをオンラインカジノの始まりと位置づけた場合に「オンラインカジノの始まり」は1994年からになります。
1994年からですから実はオンラインカジノの歴史はそこまで昔というわけではありません。
営利目的のインターネットプロバイダが登場し始めたのが1980年代後半ですから、インターネットの普及とほぼ同じころからオンラインカジノも誕生し始めているということになります。
実際には1994年にカリブ海にあるイギリス連邦加盟国の「アンティグア・パーブーダ」という小さな国がオンラインカジノを合法とする法律が可決され、世界初となる運営ライセンス発行国となりました。
これがオンラインカジノの始まりとなるわけです。
世界初のオンラインカジノ
世界初のオンラインカジノは「インターカジノ(InterCasino)」です。
インターカジノは1996年創業の世界初のオンラインカジノになり、現在でも運営されているオンラインカジノになります。
インターカジノの創業は1995年創業のソフトウェア企業のクリプトロジック社の全額出資の子会社「ウェイジャーロジック社」です。
クリプトロジック社は創業から順調に業績を上げていき1998年にはカナダのトロント証券取引所(TSX)、2000年にはナスダック、2003年にはロンドン証券取引所に上場しました。
その後、アマヤゲーミンググループと合併、インターテイングループによる買収、そして現在ではロンドン株式取引所に上場している世界最大級ゲーミンググループのジャックポットジョイグループ(Jackpotjoy plc)の「Dumarca Gaming Ltd」によって運営されています。
インターカジノはギャンブル雑誌「Gambling Online Magazine」で6年連続で最優秀カジノ賞など多数の賞を受賞していて、運営歴だけでなく信頼性が高い人気のあるオンラインカジノに成長を遂げています。
オンラインカジノの現在
現在でのオンラインカジノは運営ライセンス発行国は20カ国以上と言われており、オンラインカジノのサイト数は合法、非合法を含めて2000サイト以上と言われています。
オンラインカジノが合法カジノとして運営されてきた黎明期では、いろいろな支払い問題やゲームトラブルなども見受けられたのも事実ですが、現在ではかなり改善されてきています。
上場企業もオンラインカジノ市場に参入していますし、運営ではプレイヤー保護の観点が注視されており、ライセンス発行国の監視だけでなく、第三者機関の監視体制などもあり日々、業界的にも安心度が高まりつつあるといえるでしょう。
まだまだ、成長中といえるオンラインカジノ業界ですが、近年では日本への市場拡大にも乗り出す運営企業も多く、スマホ対応や日本語対応されたサイト、日本語サポート、多彩な決済手段など日本人プレイヤーにも遊びやすい環境が整ったオンラインカジノが多くなりました。
まとめ
オンラインカジノの歴史はまだ浅く、これからさらに発展していくといえそうです。
上場企業の参入などでヨーロッパではテレビCMやサッカーなどのスポンサーにもなっていることで知名度もかなり上がってきています。
日本人ユーザーの獲得に力を入れているカジノサイトも近年非常に増えておりボーナス特典も充実したオンラインカジノが増えてきています。